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Q&A

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Q. 成膜基材に注意点はありますか?
良い成膜をする為には「面粗度」が重要で、Ra0.3(又はRz2.0)以下を推奨します。 使用用途によって面粗度の基準が変わります。 また、鋳物に対しては安定した成膜は難しくなります。
Q. 成膜可能サイズは?
800x300xH200(mm)です。 ただし、形状や成膜箇所により これより大きくても可能な場合もありますので、お問合せフォームよりご相談ください。
Q. 内径部に成膜出来ますか?
φ26以上x500以下(mm)の貫通穴なら対応可能です。ただし、内径部を磨いていただく必要がありますのでご注意ください。
Q. 面粗度が粗い場合、研磨処理可能ですか?
基本はお客様へお願いしていますが、当社で研磨処理可能な場合は費用を確認して対応します。
Q. 剥離・再成膜は出来ますか?
鉄系基材であれば剥離・再成膜可能です。 特殊な溶液で溶かして剥離するため、面粗度もほとんど変化せず、再成膜が可能です。 アルミ基材の場合は、その溶剤が使用出来ない為 物理的に削る必要があり、寸法が変化しますのでご注意ください。
Q. マスキングは出来ますか?
耐摩耗試験では、ERINの方が約2倍耐摩耗性に優れています。 カーボンによりすべり性はDLCの方が高いですが、使用環境やDLCの種類によってはDLC皮膜の摩耗により摺動性が悪くなることがあります。 ERIN-Sをすることで、動摩擦係数をDLCに近づけることは可能ですが、条件により変わりますのでご注意ください。
Q. メッキの上に処理出来ますか?
ニッケル、硬質クロムの上に成膜可能ですが、硬度がない皮膜や面粗度が悪いと成膜が出来ません。 また、メッキが剥がれた場合当然エリンも一緒に剥がれますのでご注意下さい。 アルマイトの上からは成膜出来ません。
Q. リン酸塩被膜の上からERIN処理はできますか?
上から処理をした場合、リン酸塩被膜は柔らかいので、成膜出来たとしても剥がれてくると予想します。 柔らかいのでERIN成膜時の衝撃でリン酸塩皮膜が剥がれた後、ERIN皮膜が付く箇所はあるかもしれませんが、 ばらつきがあり、どちらにせよ密着性のある膜にはならないと予想します。
Q. ERIN処理はスパッタリングや蒸着のようなものですか?
スパッタリング、蒸着は加熱が必要ですが、ERINでは常温の真空装置内で成膜するので成膜方法自体に違いがあります。
Q. ERIN処理は溶射のようなものですか?
ERINは、熱やプラズマ等を使用せず、低真空内で固定されたノズルから材料の粒子をワークに衝突させて成膜するので 成膜方法自体に違いがあります。
Q. ERIN皮膜の摩擦係数は?
動摩擦係数は0.24となります。(試験方法JIS K7125に準ずる。試験片ATM100,圧子SUJ-2 3/8″,垂直荷重200g)
Q. ERINの色はグレーだけですか?
皮膜は透明膜であり、可視光に対しては半透明で光の屈折によりグレーに見えています。現在、他の色の開発も進めています。
Q. 可視光に対して透明ですか?紫外線や赤外線についてはどうですか?
透明膜となりますが、可視光に対して半透明です。紫外線や赤外線についても同様です。
Q. ERIN皮膜の密着性は?
常温衝撃固化現象を基本とした成膜方法をとっており、皮膜のアンカー効果により母材との密着性は非常に高くなっています。(他の表面処理との比較はありません。)
Q. ERIN皮膜に磁性はありますか?
磁性はありません。
Q. 絶縁性はありますか?
膜厚2.5μmで、耐電圧300V程度あります。絶縁が必要な場合は、処理面に凹凸がなく、面粗度もRa0.1以下にする必要があります。 完全なる絶縁は難しい為、詳細はお問合せください。
Q. ERINは摩耗によりどのように劣化していきますか?
粒子状の摩耗が発生するだけで、皮膜が剥がれたり、大気環境下で長時間かけて気化するようなことはありません。
Q. 膜厚のコントロールは可能ですか?
可能範囲はあります。1μm以下は弊社での測定が出来かねるため膜厚nmを狙う場合、着いたなりとなります。 厚膜に関しては〇μmの実績があります。本来1~6μmでの仕上がりとなるので、厚膜になれば剥がれのリスクも伴います。 また、膜厚管理は母材の面粗度によっても大きく左右されます。
Q.特許は?
現在、出願中です。
Q. 成膜費用はどれぐらい?
チャージ金額15,000~30,000円です。
Q. ガラスに成膜出来ますか?
可能です。但し、皮膜に圧縮応力がある為数ミリ以上の厚みが必要です。薄いガラスは皮膜の応力でガラス自体が割れます。
Q. 鋳鉄(FC/FCD)に成膜出来ますか?
鋳物のように巣がある場合、その部分は成膜出来ません。磨かれた鋳鉄(面粗度Ra0.3以下)については成膜した実績はありますが、皮膜の密着性や耐摩耗性能や耐食性は低下します。
Q. 樹脂に成膜出来ますか?
樹脂へ直接成膜することは出来ず、現在 開発中です。 樹脂の上にニッケルクロムや無電解ニッケルなどの金属皮膜を処理した上であれば、成膜可能です。
Q. 成膜設備は販売していますか?
現在、設備の販売は行っておりませんが、将来的にライセンス契約や材料の購入を条件として、設備販売の可能性はあります。ただ、中国向けの販売は難しいです。
Q. 食品に直接触れる部品に採用しても問題ないですか?
ERINの成分は99%以上アルミナですので、基本的には食品に触れる部分にも使用出来ると考えています。 尚、食品添加物等の規格基準の第 3 の A 容器若しくは容器包装又はこれらの原材料一般の規格の 3への適合性は確認済みです。
Q. FDA、ULに対応していますか?
FDA認証やUL認証は取得していません。
Q. サンプルをもらえますか?
ハルセル板であれば可能ですが、数量によっては有償となる場合がございます。
Q. ERIN-ERIN同士の摺動面にした場合、カジリなどの問題はありますか?
ERIN同士の摺動では、カジリは発生しにくくなっています。
Q. 塩素ガスの雰囲気下で使用できますか。
申し訳ありませんが、この種の試験実績が無い為、現状回答できる結果を持っておりません。
Q. 成膜可能なMax.膜厚はいくつですか?
MAX6μmです。ただし、表面粗さや基材の材質や硬度により厚膜にできない場合があります。
Q. 試作、試験片等の小ロットは対応可能ですか?
対応可能です。
Q. 採用事例を教えてください。
装置部品の摺動部やネジゲージなどの治具、軸受けなど多岐にわたりますが、耐摩耗性を目的とした採用事例が多いです。
Q. ERINにも種類があるようですが、使い分けはどの様に決定していますか?
ERIN-Sは動摩擦係数を低減させた処理となり、摺動部への成膜はこちらを提案しています。 ERIN上にフッ素コーティングをするERIN-Fは、金型等、離型性を求める場合に提案していますが、定期的なフッ素コーティングが必要です。
Q. 目的別に適した膜厚はありますか?
防錆や絶縁目的であれば3~6㎛を推奨しており、耐摩耗性目的は1~3㎛を推奨しております。
Q. 強酸や強アルカリの薬品にどこまで保てますか?
ERINはアルミナ材のセラミック膜ですので、基本的には酸やアルカリには耐性がある膜になります。 アルカリについては、実際に成膜後の洗浄で洗剤原液を5%に希釈したアルカリ洗剤を使用しております。 なお、酸とアルカリに対する試験結果の一例は以下のようになっています。 ・酸性試験:塩酸35%で50℃の水溶液にERIN膜を浸漬した場合、25分まで変化なし ・アルカリ試験1:PH11の水酸化ナトリウム水溶液にERIN膜を浸漬した場合、17Hまで変化なし アルカリ試験2:PH12の次亜塩素酸ナトリウム1w%水溶液にERIN膜を浸漬した場合、24Hまで変化なし (ERIN膜に後処理した場合)
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